パタンナーメソッドで学んだ受講生の声を作品と共にご紹介します。
ようこさんの声
この世に生まれて65年。「フォークロアな布が好き。」と気づくのに30余年。育児その後からテキスタイルへのめり込み「染めた」「織った」「紡いだ」日々。
染布織布はストールにショールにタペストリーに。
洋服もできないかしらと手織服の指南書なるものを手にしたものの不満だらけの悶々とした日々。
20年の歳月が流れたのに一体私は何に向かって走っていけばいいのかわからない、大海原で漂流したような日々。
そんなある日、小山先生からお電話。
織布の洋裁も教えてくださるとのこと。喜び勇んで馳せ参じて早10年。
お年頃なのか、縫いをやっていればパターンを忘れ、まだまだ駆け出しの身ながらも迷いはない。
染布・織布・世界を旅して出会った布・母が遺した布、様々な布達。
時々眺めるだけでも持っているだけでもいい布もあるけれどご縁があって私のタンスに納まったからには何とか日の当たる所に出してあげたい。
技術があればただの布が世界にたった一着の服に変身する。技術があればただの布に私の命を吹き込める。そんな喜びを実感できる至福の日々。
「染めた」「織った」「紡いだ」に「縫った」が加わった。
命の続く限りこの道を歩いて行こう。