パタンナーメソッドの特徴
パタンナーメソッドのパターンは何が違うのか?
またレッスンの特徴などについてお伝えします。
INDEX
Point1
パタンナーメソッドのパターンは、美しい!
立体裁断をベースにして引かれたパターンはラインがとても美しいのです。
パタンナーメソッドのレッスンカリキュラムは、立体裁断と平面製図によるプレタパターンを同時に学ぶことができます。
立体裁断とはボディに直接シーチングをあてながらシルエットを作りカッティングをしていく方法です。デザインを目で見ながらそのままカッティングし、形作れるので便利ですし、人体の特徴や布の地の目の通し方、ドレープの出し方を学ぶために大切なレッスンです。
またプレタパターンとは、立体裁断を基に作ったバランスの良い原型を各サイズに展開し、婦人服の最大の特徴である胸ダーツの移動、分散によって作りたい洋服のデザインを具体化し、それぞれの体型に合わせてマスターパターンを作っていく方法です。
立体裁断と平面製図は車の両輪のようなものです。同時に学ぶことでパターンの理解がより深まります。
このため、パタンナーメソッドでは、平面製図と立体裁断をいったりきたりしながらレッスンを進めていく手法をとっています。
立体裁断をもとにした平面製図のパターンは、通常の平面製図で描くパターンとは違い、よりカラダに沿った美しいパターンを描くことができます。
Point2
パタンナーメソッドのパターンは、着心地がいい!
着心地のいいパターンのために、細かい箇所までしっかり採寸します。
パタンナーメソッドでは、立体裁断で作った原型を基にパターンを作ります。適切な計測とパタンナーメソッドの作図法で適度なゆとりの原型を作ることができます。長い間服飾系専門学校の多くではバスト寸法と背丈の寸法だけで原型ができる方法を採用してきました。
しかし、この2か所の採寸箇所だけでは個体差の多い複雑な婦人体型に合わせることは大変難しいと思います。バスト寸法が同じでも個々人の体型はさまざまだからです。
パタンナーメソッドの原型は肩傾斜、上胸幅とバスト幅との差やバストポイントの位置、首周り等々の詳しい計測をし、その計測部分をすべて反映させた作図をします。
このため、婦人服の最も特徴的なバストの角度(カップの大きさ)をしっかり把握し、それを入れ込んだパターンができます。
スリムだけれどバストが大きいという人とバストは大きくないけれどしっかりした体型の人、など同じバストサイズであっても他の部分のサイズには違いがあります。
パタンナーメソッドのパターンはそれぞれの体型に応じ、バストサイズをしっかりとパターンに反映させた上で、その人のカラダに合うパターンを引くことが可能になるのです。
また、通常平面製図では前身頃と後ろ身頃の二面体で考えますが、立体原型は前身頃、脇、後身頃の三面体で作ります。脇幅は袖付けに関係する大事な部分です。同じサイズであっても、脇の厚みはそれぞれの体型によって大きく異なるため、脇の厚みを反映させた上で身頃のパターンを引くことが、服の着心地を大きく左右します。
三面体の原型を基に服種に合わせたゆとり、縫いべりや着こみ分を入れ、デザインに合わせて最も重要な胸量(角度で表します)の分散をすることがパタンナーメソッドの大きな特徴です。
着やすい服というのは体に合ったサイズであることと、適度なゆとりがあることが重要です。
パタンナーメソッドでは、この適度なゆとりにもこだわって作図を調整していきます。
Point3
パタンナーメソッドのレッスンは、ほぼマンツーマンレッスン。
だからわかりやすい。
マンツーマンでのレッスン風景
パタンナーメソッドでは、受講をご希望される時に、まずお一人お一人のお話やご希望をうかがいます。
バランスの良い婦人服のパターンを自由に作りたい。パタンナー、あるいはオーダーデザイナーとしてプロの仕事がしたい・・・など。あるいは市販のパターンや市販の服で困っていることがあるといった悩みなど。
パターンを勉強してどんなことがしたいのか、どんな洋服を作りたいのか?など何でもお話しください。それに応じてレッスンでは何ができるのかを説明したり、ご提案をします。
当アトリエではアトリエレッスンは最大2名まで、オンラインレッスンは完全マンツーマンで行います。
個人レッスンの良いところはわからないとき、納得のいかないときは何度でもご説明できることです。一人一人のペースに合わせてレッスンを進めていきますので、全くの初心者の人も安心して受講されています。
小さなアトリエですが、夢は大きく、レッスンは楽しくをモットーに。
みなさんのさまざまな夢を応援し続けていきたいと思います。
アトリエレッスンでは、パターンを引いたアイテムをそれぞれ製作します。一着ごとに体型に合わせて仮縫い補正をし、パターンも補正しますので、ご自身が作りたい、カラダに合ったパターンを作ることができます。
また、必要に応じて生地のサンプルをお見せしたり、部分縫いを用意することもあります。
パターンだけでなく、縫製も少し習いたいというかたは、アトリエレッスンがオススメです。
オンラインレッスンや動画講座を受講される場合も、ご希望に応じてアトリエレッスンを利用していただけます。遠方の場合は、一通りパターンを引いて、仮縫いしたものをご持参いただき、まとめて仮縫いの補正をするといったことも対応できます。
ぜひ、ご相談ください。